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高配当株投資において銘柄選びはとても重要。
なぜなら長期投資することが前提にあるからです。
「長期投資が有利」というのはよく耳にするフレーズかもしれませんが、長期で保有するということは長期間リスクにさらしておくということになります。
長期で保有していれば
- 業績が悪くなって減配
- 同じ理由で株価下落・倒産
- 世界経済自体が悪くなって暴落
こんなことが起こる可能性も高まります。
言うは易し!長期投資前提と言いつつ実践できない人は数多くいます。
米国株や世界株のインデックスファンドであれば、「世界経済は成長する」といった前提のもと分散投資を行っているため比較的長期保有しやすいですが、個別株となると話は変わります。(廃れていく企業や業界があるためです。)
高配当株投資はそんなリスクを受け入れて行う投資のため、「長期保有できる銘柄」に分散投資するといったことが重要になります。
これを買っておけば絶対大丈夫という銘柄は存在しませんが、絶対に買ってはいけない銘柄は存在します。
そこで本記事では
- 投資歴10年以上(失敗経験もあり)
- AFP・簿記資格を保有中
- 現在の含み益は4桁万円超え
- 年間予想配当金は100万円超え
のわたし「こるきち」が買ってはいけない銘柄の特徴4選について解説します。
銘柄選びで失敗しないために押さえておきたいポイントですので、ぜひ最後までご覧ください。
配当利回りが高いだけの株
配当利回りが高いだけの株に手を出してはいけません。
えっ?なんで?高い配当が貰えるほうがいいんじゃないの?
高配当利回りの企業は「株価が下がって」高配当になっている場合が多くあります。
配当利回りが高いということは、裏を返せば配当に対して株価が低いということです。
得てしてこういった企業は業績・財務がガタガタで株価も右肩下がりであることが多いため、配当利回りの高い企業を購入する際にはかなり注意が必要です。
「毎年5000円の配当をもらっているけど、株価が1万円下がってる」
これでは資産形成になりません。
長期でみて株価が横ばい以上を狙える株を選ぶ必要があります。
- しっかり利益を上げて
- 長期に渡り配当を出し続けてくれそう
こんな企業であれば基本的に株価は上がって高配当利回りにはなりません。
配当利回り5%以上であれば警戒感を持ってよいでしょう。
高配当利回りの株を買うときは、財務状況の確認を怠ってはいけません。
Yahoo!ファイナンスの配当利回りランキングトップ100銘柄への投資は控えるべきと記してある著書もあるくらいです。
配当性向が高すぎる株(無理して配当を出している企業)
配当性向が高すぎる企業も危険な株の1つです。
- 配当性向とは
- EPS(一株純利益)のうちに占める一株配当の割合のこと。
<計算式>
一株配当÷EPS=配当性向(単位は%)
配当性向が高いということは、利益の多くを株主に渡しているということ。
つまり自分の手元にお金を残していないことになります。
今月の給料ぜーんぶ子供にあげよう
こんなお父さんであれば、子供にとって良い父親かもしれませんが家計管理はできていないでしょう。
従って配当性向が高すぎる企業は、利益を上げられなくなったときに、減配する可能性が極めて高い企業であると言えます。
業種や国によって水準は異なりますが、株主に還元しつつ自社へ資金を蓄えるという意味では配当性向が50%くらいが健全な目安になります。
わたしはよほどのことがない限り、配当性向が80%を超えている企業は投資対象から除外します。
ちなみに米国企業は、日本企業より株主還元への意識が高いため、配当性向が高い傾向にあります。(その分成長力も高い企業が揃いますが)
業績の下降に伴う下落株
株価が下がれば少ない資金で高配当株を仕込むチャンスになります。
同じ1株100円の配当を出してくれる株でも、1株3000円のときに買うより1株2000円のときに買うほうが効率は上がります。
しかし、この株価が下がった要因が業績不振によるものであれば、購入は見送ったほうが無難でしょう。
なぜなら、配当の原資は企業の利益のため、減配する可能性が高いからです。
企業がどれだけ稼いでいるかをあらわす指標の1つに「EPS」というものがあります。
- EPSとは
- 1株あたりの当期純利益のこと。
<計算式>
当期純利益÷発行株数=EPS
「EPS」が100円の企業は100円以上の配当を出すことは基本的には不可能です。
(出しているとすれば貯金を切り崩して出している状態です。)
この「EPS」が下がれば当然配当も減ることが予想できます。
基本的に高配当株は「安値で買ってなんぼ」的なところがありますが、株価が下がっている要因が何なのか?には注意を払っておきましょう。
株価が下落した場合は、その要因を調べてからでないと痛い目を見るかもしれません。
もちろん元々景気に業績が左右されやすい銘柄であれば、そういったネガティブ要素を織り込んだ上で投資しましょう。
企業業績の確認の仕方
企業の直近の決算を調べる方法は「○○社 IR」と検索。
企業が出している決算資料が上位表示されますので中身を確認しましょう。
売上や利益が前期比と比べて低下していれば、業績不振が株価下落の原因である可能性が高いです。
例えば高配当株で有名なオリックスで調べてみましょう。
①まずは「オリックス IR」と検索
②オリックスのホームページに入って「決算短信」をタップ
③最新の決算短信を選んで中身を確認
営業利益も純利益も△がついていることから前年同期比でマイナスになっていることがわかります。
不祥事を起こしたことのある企業
不祥事を起こした企業の株価は下がります。
なぜならば、株主の信用を失い、投げ売られるからです。
でも業績不振じゃないから買ってもいいのでは?
絶対やめましょう。業績不振のほうがまだマシです。
不祥事を起こした企業の株価は想像以上に下がります。
事例を挙げておくと、日産の「有価証券報告書虚偽記載」は約2兆円、かんぽ生命の「保険不正販売」では約9兆円の時価総額がふっ飛びました。
不祥事を起こした場合、幹部の会見などを見ても「知りませんでした」の一点張りで、誰も責任を取ろうとしません。
社長も役員もあくまでも雇われの身。最終的にツケが回ってくるのは株主です。
不祥事は株主を裏切る行為になるため、株主はこういった企業を敬遠しどんどん株価は下がるでしょう。
改心すれば問題ありませんが、不祥事を起こすのは企業の体質問題。
みなさんも自分の会社を想像してみれば心あたりがあるかもしれませんが、企業文化というのは簡単には変わりません。(やるところは何回でもやるし、やらないところはやらない)
一度不祥事を起こした企業は今後もやらかす可能性が高いため、避けておいたほうが無難です。
株価が大幅に下がる可能性が高い株なんて、おちおち長期投資なんてしていられないでしょ。
まとめ 投資する前に長期で保有できるか考えよう
買ってはいけない高配当株の特徴は以下のとおり
- ただただ配当利回りの高い株
- 高すぎる配当性向の株
- 業績の下降に伴う下落株
- 不祥事を起こしたことのある企業
高配当株投資は長期的に配当をもらい続ける投資手法です。
安く仕込めることに越したことはありませんが、株価が下がっているときはそれなりに原因があります。
「欲しい」と思った銘柄が出てきた場合はまずは、過去の決算情報を調べて将来性がある(株価が横ばい以上で安定的に配当がもらえる)かどうかを総合的に判断しましょう。
この記事がみなさんの投資の参考になれば幸いです。
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