配当株選びの超基本!長期・安定配当が期待できる銘柄の特徴をFPが徹底解説

配当株選びの超基本!長期・安定配当が期待できる銘柄の特徴をFPが徹底解説

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります

配当株投資において大切な銘柄選びですが、

どんな株を選べば良いのかわからない…

こんな悩みがあるのではないでしょうか。

配当株はインデックス投資と違い、配当を受け取ることができるため現在の生活を良化させることができる投資手法です。ただし「自分で銘柄を選ばないといけない」といった点が初心者の方にはやや難しく感じるでしょう。

購入した銘柄から高配当を受け取っていたとしても、株価が下がり続けてたら結局貯金を取り崩しているようなものです。

配当金5,000円もらったけど、株価が下がって1万円の損失に…

これでは意味がありません。したがって利益を上げたいなら

  • 長期で見て株価が横ばい以上
  • 長期に渡って安定的な配当が期待できる

こんな企業に投資する必要があります。

そこで本記事では

  • 投資歴10年(失敗経験もあり)
  • AFP・簿記資格保有
  • 現在の運用資産額は4桁万円
  • 年間予想配当金は80万円超え

のわたし「こるきち」が銘柄選びで見るべき数字指標について解説します。

この記事を読めば

  • 銘柄選びで確認するべき指標がわかり
  • 大損するような銘柄に投資するリスクが減る

など株式投資に欠かせない重要スキルが身に付きます。

また転職・就職先選びやビジネスの取引先を見極める際などにも役立ちます。

管理人こるきち
管理人こるきち

資本主義社会を生きていく上で必要なスキル・知識が身に付きます。

ぜひ最後までお付き合いください。

ツールやサイトを使って「IR」を確認

IR(Investor Relations)とは
企業が経営・財務状況や株主優待制度など、投資の判断に必要な情報を株主や投資家に対して提供する活動のこと。
IRの各指標を見ることで企業の売上や利益、資産の保有状況、配当などが網羅的に理解できます。
管理人こるきち
管理人こるきち

IRは企業が投資家に出資してもらうためのアピール活動。見れば大体どんな企業かがわかるよ!

IRの読み方や各指標の意味についてはこちら

個別株(銘柄)の指標を確認する方法はたくさんありますが、その中でも以下の3つがおすすめツールです。

IR BANK

日本株(企業)のIR(決算情報)が年別に記録されているサイト。

直近の企業情報はもちろん、過去からの推移などが無料で把握できるため日本株投資家にとっては必須のツールです。

IR BANK公式ページはこちら

銘柄スカウター

マネックス証券が運営する銘柄分析ツール。

日本株だけではなく、「米国株」「中国株」の過去10期以上の決算情報を見ることができるため個別株投資家にとって非常に役立ちます。

マネックス証券の詳細はこちら

優良証券が多い昨今においても、過去10期分の決算情報が閲覧可能なのはマネックス証券だけ。

管理人こるきち
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口座を開設するだけで無料で使えますのでぜひ使ってみてください

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moomoo(ムームー)

2022年10月27日に誕生した次世代型金融情報アプリ。

日・米の個別銘柄だけでなく、ETFの分析も容易に行えるツールで人気を集めています。

  • 主要な経済ニュースが即座に見れる
  • 機関投資家の売買情報が閲覧できる
  • コミュニティで投資家の投稿から情報を得られる
  • 自分好みの指標で銘柄を探せる

など様々な機能が無料で使えます。

「moomoo」の詳細はこちら

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長期安定配当が期待できる銘柄の条件

長期的に安定的な配当が期待できる銘柄の条件は以下のとおり

  1. 儲かっていること
  2. キャッシュが潤沢にあること
  3. 簡単に減配しないこと
  4. 無理して配当を出していないこと
管理人こるきち
管理人こるきち

これらを満たしていれば、少なくとも大損する可能性は減らせるよ。

では実際にどんな指標がどのようになっていれば良いのかは次のとおり

  • 売上・利益が年々右肩上がり
  • EPS(1株あたりの利益)が増加傾向
  • 現金を潤沢に持っている
  • 過去に大きな減配がない
  • 配当性向に余力がある(50%が目安)

順番に見ていきましょう。

営業収益・売上が右肩上がり

営業収益・売上とは
企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ金額のこと。
有形物の販売によって得られた収益を売上高、サービスや手数料などの無形物によって得られた収益を営業収益と言います。

その企業の営業収益・売上高を見ることでその市場の規模がわかります。不動産・建設業などは単価が高く売上金額も大きくなりがちです。

重要なのは

  • 同業種の競合他社に比べて高いか
  • 右肩上がりで推移しているか

といったところで、競合他社に比べて数値が高ければその市場で優位に立てていることになり、今後の売上も見込めます。

また右肩上がりで推移しているということは、企業戦略がうまくハマっているということにもなります。

管理人こるきち
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「右肩上がりで競合他社より高い」こんな企業はなんらかの強みを持っています。

営業利益率は10%以上なら文句なし

営業利益率とは
売上に占める営業利益(本業で上げた利益)の割合のこと。
<計算式>
営業利益÷売上=営業利益率
管理人こるきち
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1000円の売上に対して100円の利益があれば営業利益率は10%になるよね。

営業利益率は高ければ利益の出る商品を販売していることになりますが、業種によってまちまちです。

一般的には

  • 5%以上なら健全水準
  • 10%以上あれば優良

とされています。

営業利益率が高ければそれだけ不測の事態になっても赤字を計上しにくくなります。

管理人こるきち
管理人こるきち

わたしの場合、営業利益率が5%以下なら、他によほど優れた要素がない限り投資しません。

当期純利益が横ばい以上

当期純利益とは
会社が上げた全ての利益からコスト(原価・管理費・税金など)を差し引いた純粋な会社の儲けのこと。
<計算式>
その年上げた会社の利益-コスト=当期純利益
利益の種類

こちらも株価の成長や増配を期待したい銘柄なら右肩上がりで推移していることが絶対条件です。

EPS(1株あたりの当期純利益)が横ばい以上

EPSとは
1株あたりの当期純利益(総利益-コスト)のこと。
<計算式>
当期純利益÷発行株数=EPS
管理人こるきち
管理人こるきち

平たく言えば1株あたりが1年間で稼いだ金額のこと!

例えば

  • 当期純利益が1000円
  • 発行株数が100株

こんな企業の場合、EPSは「10円」になります。

EPS概要
管理人こるきち
管理人こるきち

EPSは企業の価値を表す指標と捉えられており、多くの投資家が最も重要としている指標です。

EPSは当期純利益が上がれば増加するのはもちろん、発行株数が減っても増加します。

従って

  1. 利益を伸ばしている
  2. 自社株買いをしている

こんな企業であれば年々増加傾向になります。

自社株買いとは?
会社が自社の株を買うこと。
株主還元の施策のひとつで、世に出まわる株数が減少するため一株あたりの価値が上昇する。

EPSは最低でも横ばい、増配や株価の向上を狙いたいなら右肩上がりの銘柄(株)を選びましょう。

BPS(1株あたりの純資産)が右肩上がりであること

BPSとは
1株あたりの純資産(負債を除いた資産)のこと。
<計算式>
純資産÷発行株数=BPS

仮に企業が潰れ場合、資産は株主に振り分けられるためBPSは企業の解散価値とも言われています。

BPSは右肩上がりであることが絶対条件です。

仮に発行株数が同じで、毎年BPSも変わらない場合、その企業は利益を積み上げられていない企業ということになります。

管理人こるきち
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EPS(1株当期純利益)は横ばいでもBPS(1株純資産)は毎年増えていないとヤバイよ

フリーキャッシュフローが潤沢にあるか

フリーキャッシュフロー(CF)とは
会社が事業活動で稼いだお金のうち、自由に使える現金がどれだけあるかをあらわす指標。
<計算式>
営業CF-投資CF=フリーCF
  • 営業CF=本業で手に入れた現金収支
  • 投資CF=設備や証券など投資に対する現金収支

実は「利益がある=現金もある」ではない。

簿記の話になりますが、「営業利益」と「営業CF」の違いについて説明します。

営業利益とは
現金はもちろん「売掛金(ツケ払い)」や「手形」などの未収入金を含んだモノ
営業CF(キャッシュフロー)とは
営業活動であげた現金収支のこと。(※売掛金や手形は含まない)
営業利益と営業CFの違い

極端な話をすれば、営業利益が「1億円」あったとしてもそのすべてが「売掛金」であれば、営業CFは「0円」です。

つまり「利益」と「現金」に相関性は無いということです。

フリーキャッシュフローが多い企業は自由に使えるお金があるため、「自社へ投資するも良し」「株主へ還元するも良し」と好循環になります。

ただしフリーキャッシュフローが少ない、もしくはマイナスだから悪いという訳ではありません。使い道や中長期の経営戦略なども踏まえて見る必要があります。

管理人こるきち
管理人こるきち

あるに越したことはないけど、ない理由が未来への投資なら期待も持てるよね

ちなみに以下のようなキャッシュフローであれば健全な状態として見てよいでしょう。

健全なキャッシュフロー
健全なキャッシュフロー

本業で稼いで、投資に使い、借入などで資金調達をしています。

管理人こるきち
管理人こるきち

こんな資金繰りができていればお金に困ることはないでしょう。

過去に大きな減配がない

「1株配当」という指標を見れば過去の配当推移を確認できます。

基本的に配当は利益の一部から株主に還元するため、不況時は配当が少なくなる傾向にあります。

ただしそれでも必要以上に大きな減配をしていた過去があるなら少し割引いて見ておく必要があるでしょう。

好ましくない配当推移
管理人こるきち
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ない袖は振れません。普段から支払う配当に余力があるかどうかを見ることも大事!

配当性向に余力がある(目安は50%)

配当性向とは
EPS(一株純利益)のうちに占める一株配当の割合のこと。
<計算式>
一株配当÷EPS=配当性向
(単位は%)
管理人こるきち
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稼いだ利益の何%を「配当」として株主に還元しているかをあらわしています。

例えば

  • 一株配当30円
  • EPS(一株純利益)60円

こんな会社の場合、利益のうち50%を配当として株主に還元していることになります。

どれくらいなら良いのかという明確な判断基準はありませんが、少なくとも配当性向が高すぎる企業はおすすめしません。

仮に以下のような企業があった場合、配当性向は100%になります。

  • 一株配当60円
  • EPS(一株純利益)60円

利益を全て株主に還元しているため会社には余力が残りません。いずれ減配する未来が待っているでしょう。

配当性向の例
管理人こるきち
管理人こるきち

給料全てを子供のお小遣いに回しているようなもの…どう見てもヤバイよね、、

配当性向が

  • 高い企業=株主還元への意識が高い
  • 低い企業=増配・成長の余地がある

ということになるため今後の増配もある程度見込めて、株主還元への姿勢も悪くない水準というと50%前後がひとつの判断目安になるのではないでしょうか。

管理人こるきち
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ちなみに米国株は日本株より配当性向が高い傾向にあります。

米国株と日本株の違いについてはこちら

健全な財務の企業の特徴まとめ

長期に渡って保有できる銘柄の特徴としては以下のとおり

  • 売上・利益が年々右肩上がり
  • EPS(1株あたりの利益)が増加傾向
  • 現金を潤沢に持っている
  • 過去に大きな減配がない
  • 配当性向に余力がある(50%が目安)

こんな企業が見つけられたら、その企業のホームページを見るなどして将来性や今後の需要があるビジネスモデルかどうかを判断しましょう。

投資すると判断した場合、株価が割高ではないタイミングで購入しましょう。

管理人こるきち
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管理人こるきち
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図解がたくさんあって簿記の知識がなくても読みやすい書籍です。

是非、本記事の内容を理解していただき人生の役に立てていただければと思います。

本ブログでおすすめする株はこちら

※本記事で紹介した指標を満たす企業への投資が必ず成功するといったものではありません。投資判断はあくまでも自己責任で行ってください。

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