高配当株投資ってどんな投資?メリット・デメリットを初心者向けに解説

高配当株投資ってどんな投資?メリット・デメリットを初心者向けに解説

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高配当株投資ってどんな投資でどんな魅力があるの?

この記事はこんな方に向けた記事です。

投資が認知されてきた現在において、「つみたてNISA」を使用して投資信託(インデックスファンド)の積立を行っている方も年々増加傾向です。

もちろん将来資産を築くには最適な投資手法であり、この手法が否定されることはまずないでしょう。

ただし投資信託の積立では将来資金は準備できますが、現在の生活は何も変わりません。

そこでこの記事では

  • 投資歴10年(失敗経験もあり)
  • AFP・簿記資格保有
  • 現在の運用資産額は4桁万円
  • 年間予想配当金は80万円超え

のわたし「こるきち」が高配当株投資の魅力について解説します。

管理人こるきち
管理人こるきち

メリットやデメリットを初心者向けにわかりやすく説明します。

「日々の生活を良くしながら将来のための資産形成がしたい」

こんな方にはピッタリの投資手法のため、興味のある方はぜひ最後までお付き合いください。

この記事の結論

高配当株投資とは「配当金」をたくさん出してくれる企業の株を買って、定期的に配当を貰う投資手法のこと。

高配当株投資のメリット
◆株価より配当の方が安定
◆売る必要がなく株価を気にしなくてよい
◆モチベーションが維持しやすい
◆配当を受け取る度に損益分岐点が下がる
◆下落時も株価は安定傾向
高配当株投資のデメリット
◆短期間で大幅に資産は増えない
◆税金がかかり投資効率が悪い
◆購入時に手間がかかる
管理人こるきち
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メンタル面に優しい手法のため日本人向きだと言えます。

高配当株投資とは「配当」を貰う投資手法のこと

「株式投資」と聞くと

  • 安いときに買って
  • 高いときに売る

といった買い値と売り値の差額分利益が出るという手法を想像されるのではないでしょうか。

プロのトレーダー達はこれをくり返して利益を上げています。

しかし高配当株投資は「配当金」をたくさん出してくれる企業の株を買って、長期に渡り配当を貰う投資手法のため頻繁に株を売却することはありません。

つまり値動きを気にする必要がないということです。

売る必要がないということは、プロのトレーダーのように

  1. 画面に張り付いて株価を凝視
  2. 安値を見極めて買って
  3. 高値を見極めて売る

といったことをする必要はありません。

つまり初心者でも正しいやり方で行えば、高確率で長期に渡って安定的な副収入が得られる可能性があります。

一度購入した株からは手放さない限り

  • 働いているときも
  • 遊んでいたとしても
  • 寝ていても

定期的に配当金が振り込まれます。

  • 現在の生活費の足しにもなるし
  • 老後資金(年金)の足しにもなる

といったように今と未来のバランスを整えてくれる投資手法で

貰った配当金は

  • 再投資して元本を増やそうが
  • 好きなことに使おうが

自由です。

この選択肢のある状態こそが配当金の魅力です。

管理人こるきち
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配当金は正真正銘の「不労収入」です。

一般的に配当利回りが「3%」を超える株が「高配当株」と呼ばれていることが多いですが明確な定義はありません。

配当利回りとは?
株価に対する1株あたりの配当割合
<計算式>
1株配当÷株価
(例)
30円の配当が貰える株の株価が1000円なら配当利回りは3%
配当利回り概要

高配当株投資のメリット

  1. 株価より配当の方が安定
  2. 売る必要がなく株価を気にしなくてよい
  3. モチベーションが維持しやすい
  4. 配当を受け取る度に損益分岐点が下がる
  5. 下落時も株価は安定傾向

株価より配当の方が安定

配当は株価より安定していてリターンがある程度予測できます。

なぜなら

  • 「株価」は投資家の心理に左右され
  • 「配当」は企業と株主によって決められる

という仕組みだからです。

みんなが欲しいと思う株は買われて値段が上がり、みんなが売る株の値段は下がります。

しかし「配当」は利益の中から株主に還元する金額を、企業の判断(最終的には株主総会)で決めます。

よほど企業財務が悪化しない限り、株価のように大幅に減ることはありません。

こういった理由から高配当株投資は安定していると言われています。

管理人こるきち
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業績が悪いときは大減配もありますが、株価ほど乱高下しません!

なぜ株価が変動するのか?株式会社の仕組みについて解説

売る必要がなく出口戦略を考えなくてよい

高配当株投資は一度買った株を手放すことなく長期的に「配当」を貰い続ける投資手法です。

投資信託(インデックスファンド)積立の場合、将来その商品を売ってお金に換える必要があり、売り方や売り時についても(出口戦略を)考えることになるでしょう。

しかし、いざ取り崩すとなると

「将来のために」と思って作ってきたけど、自分の資産取り崩すのはストレスかかりそうだな~…

このように結構抵抗を感じるのではないでしょうか?

一方で高配当株投資は株式を保有する限り「配当」というおこぼれが貰えるため、売る必要がなく出口戦略を考える必要がありません

管理人こるきち
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始める時は銘柄選定などに労力を使うけど、買ったあとは楽です!

モチベーションが維持しやすい

基本的に配当収入は「1株配当×株数」で決まるため、買い増せば買い増すほど配当収入は増えていきます

株価が利益の源泉になる投資だと、株価が下がれば「不安・焦り・モチベーションの低下」などが起こりますが、積み上げ方式の高配当株投資はモチベーションも維持しやすいのがメリットです。

仮に株価が下がったとしても

管理人こるきち
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いつもより配当利回りが高く仕込めるチャンス↑↑

と思うことができます。

コツコツ続けていくと目に見えて配当金が増えていくため、続けやすいというメリットがあります。

配当を受け取る度に損益分岐点が下がる

高配当株投資は配当を受け取るたびに利益が確定し、損益分岐点は下がっていきます。

極端な例で言うと、配当利回り4%の株を買って25年間配当を貰えば、そのあとは何年保有しようが株価が下がろうが損することはないということです。

配当利回り4%の場合の元本回収年数
管理人こるきち
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受け取った配当分はたとえ株価が下がっても大丈夫!

こう思えることで精神的に安定しやすくなります。

下落時も株価は安定傾向

長期投資していれば、一時的に株価が大きく下がる局面があります。(リーマンショックやコロナショックなど)

そんなときでも「高配当株」はその他の株に比べて下落率が少なく済むパターンが多いのが特徴です。

これは高い配当利回りがあるため、投資家の購買意欲が下がりづらく、売られにくいといった理由からではないでしょうか。

下記は2022年年始からの「S&P500」と「ベライゾン(VZ)」という米国を代表する高配当企業のチャートです。

S&P500
VZ(ベライゾンコミュニケーションズ)
  • S&P500は年初来-20.13%
  • VZは年初来-4.12%

と大きく下げたS&P500に対してVZの下げ幅は少なく済みました。

管理人こるきち
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ベライゾンは5%以上の高い配当利回りがあったため売られにくかったと推察できます。

S&P500とは?
米国を代表する企業約500社を対象とした株価指数のこと。
継続的に利益を上げている財務健全な大型企業しか組み入れられないため、米国のオールスター企業集団とも言われています。

高配当株投資のデメリット

  1. 短期間で大幅に資産は増えない
  2. 税金がかかり投資効率が悪い
  3. 購入時に手間がかかる
管理人こるきち
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要約すると効率は悪くなる可能性が高いということ。

短期間で大幅に資産は増えない

コツコツ配当株を積み立てていける反面、デメリットは短期的に大儲けできる手法ではないという点です。

株価は短期的に倍や10倍になるといった株もありますが、高配当株はそんなことが起こりにくいです。

何故高配当株の株価が上がりにくいのか?
企業は利益を配当として出すか、自社に(設備や人件費として)再投資します。
配当をたくさん出してくれる高配当企業は「設備投資や人件費などに回したとしても業績を拡大するのが難しい…」と感じているため成長の余地が少ない成熟企業が多くなります。

下記のチャートはコロナワクチンで有名になった「モデルナ」の株価推移です。

モデルナ株価推移

それまで無名の企業でしたが「ワクチン開発」のニュースが飛び込んできたことで、わずか1年半の間に株価は22倍に成長しました。

これから「モデルナが儲かる」と思った投資家たちがモデルナの株を買い漁ったからです。

それに対して下記のチャートは「ベライゾン」の株価推移です。

ベライゾン株価推移

ジグザグと上がったり下がったりしていますが、大きく上昇することはありませんでした。

もちろん切り取る時期によって見え方が違いますが、高配当株は大きな株価の上昇に期待する投資ではないことが伺えます。

管理人こるきち
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あくまでも配当が利益の原資です。

月3万円の配当を得るためには元本はいくら必要なのか?

税金がかかり投資効率が悪い

高配当株投資は税金によって投資効率が悪くなるというデメリットがあります。

投資信託の場合「配当再投資型」を選択していれば得た分配金(配当)を自動で再投資してくれます。この時、分配金(配当)に国内で課税されません。(※外国株の場合は外国税がかかる)

一方で高配当株投資で配当を受け取った場合、この配当には「20.315%」の税金がかかります。(※外国株の場合は外国税もかかる)

管理人こるきち
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国内株であれば約80%、米国株であれば約72%しか再投資できません。

配当にかかる税金再投資金額
米国株式
投資信託
(再投資型)
外国税10%のみ90%
国内株式
投資信託
(再投資型)
なし100%
米国株(ETF)外国税10%

国内税20.315%
約72%
国内株(ETF含む)国内税20.315%約80%
配当にかかる税金

米国株と日本株の違いについてはこちら

つまり再投資を前提に投資をするなら、投資信託を買うほうが有利に投資を進められるということです。

管理人こるきち
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あくまでも配当金は使ってナンボです。

また「確定申告」にて配当にかかる税金の一部を取り戻す方法もあります。

少しでも配当の手取りを増やしたい方は下記より詳細をご確認ください↓↓

購入時に手間がかかる

高配当株投資は売ることを考えなくてよい分、購入時に手間がかかります。

  • 企業決算を確認したり
  • 自身の持株の比率を考えたり
  • 購入前に割安かどうか確認したり

とやることがたくさんあります。

銘柄選びが楽しすぎる!くぅぅー↑↑

という変態の方であれば苦にならずに投資できますが、この手間を嫌う方であれば高配当株投資は自身に合わない投資手法かもしれません。

高配当株の選び方はこちら

管理人こるきち
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ただし米国株であれば優良な株の詰め合わせ商品(ETF)があるため、面倒くさがりやの方でもおすすめできます。

まとめ コツコツ派の方にはおすすめできる投資手法

高配当株投資のメリット
◆株価より配当の方が安定
◆売る必要がなく株価を気にしなくてよい
◆モチベーションが維持しやすい
◆配当を受け取る度に損益分岐点が下がる
◆下落時も株価は安定傾向
高配当株投資のデメリット
◆短期間で大幅に資産は増えない
◆税金がかかり投資効率が悪い
◆購入時に手間がかかる

高配当株投資は短期でボロ儲けできる投資手法ではありません。

その代わりやった分だけ成果が出しやすく、精神的に安定しやすい投資手法と言えます。

  • 「コツコツするのが得意」
  • 「長期投資で考えている」
  • 「お金のなる木を育てたい」

こんな方ならオススメできる投資手法と言えます。

配当金は正真正銘の「不労収入」です。

管理人こるきち
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「現在の生活を支えながら老後資金を作りたい」そんな方にピッタリの投資手法です。

本ブログでは高配当株投資にまつわる知識を掲載いたしております。

投資に正解はありませんが、正しい知識を持ってすることで失敗するリスクは減らすことができます。

ぜひ投資の一歩を踏み出してください。

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