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資産形成をする上で「米国高配当株への長期投資がおすすめ」と良く耳にすると思いますが、
具体的に何を買えばいいかわからない…
こんな方は多いのではないでしょうか。
それもそのはず、2024年現在で米国株は約4,000銘柄存在します。
何を買えばいいのかわからないし、そんな数の銘柄を調べようとする気も起こらなくて当然です。
そこでこの記事では
- 投資歴10年以上(失敗経験もあり)
- AFP・簿記資格を保有中
- 現在の含み益は4桁万円超え
- 年間予想配当金は100万円超え
のわたし「こるきち」が高配当株投資で購入をおすすめする「米国高配当株ファンド(ETF)」について初心者にもわかりやすく解説いたします。
本記事を読めば、
- 誰でも簡単にできる
- リスクをおさえた方法
がわかり銘柄選びに頭を悩ます必要がなくなります。
これから米国株で高配当株投資を始めようとしている方はぜひ内容を理解して投資の一歩を踏み出してください。
この記事の結論
米国株で簡単に高配当株投資をしたいなら以下の「米国ETF」を買って長期保有するだけでOK
- VYM
- HDV
- SPYD
おすすめする理由は次の通り
- 超低コストで運用可能(いずれも経費率は0.1%以下)
- 優良企業へ簡単に分散投資できる
- 運用は運用会社が自動で行ってくれる
どれか1つ購入するだけでも低コストで数十~数百社の株へ分散投資が簡単にできるため、手間をかけずに安定的な運用が可能になります。
ちなみにSBI証券と楽天証券では「SPYD」の買付手数料が無料です↑↑
またマネックス証券でも2022年9月より「SPYD」「HDV」の買付手数料(税抜分)がキャッシュバックされます。
※さらに2024年から開始した「新NISA」で購入する場合、(楽天証券やSBI証券では)買付手数料が無料になりました。
つまり低コストで「SPYD」や「HDV」に投資できる証券口座ということです。
手数料の安さ業界№1で優良商品も豊富
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米国ETFとは投資商品の詰め合わせのこと
そもそも「米国ETF」とは米国株や債券などと同様に、米国市場で買える投資商品の詰め合わせのことです。
米国ETFの特徴は以下のとおり
- 商品ラインナップが豊富
- 簡単に分散投資できる
- 経費率が安い商品が多い
商品ラインナップが豊富
全米株式(約4,000銘柄)や全世界株式(約9,000銘柄)に投資できる商品もあれば、業種ごとに分けた商品もあれば国ごとに分けた商品、または株式以外(債券や金など)の詰め合わせ商品もあります。
従って自分に合った商品をピンポイントで選ぶことができます。
今回紹介する商品は、いずれも米国の高配当株の詰め合わせ商品です。
高い成長力と株主還元がなされる米国株は資産形成に必須の投資対象と言えます。
簡単に分散投資できる
分散投資は投資の鉄則です。
仮に一社だけに集中投資して倒産でもしようものならその株は紙切れと化します。そんなことになれば泣くに泣けません。
米国ETFは1つ買うだけで複数の銘柄への分散投資ができる優れモノです。
組入れ銘柄の選定や比率調整も自動で行ってくれる優れモノです。
経費率が安いモノが多い
経費率とは保有している間毎日かかる手数料のことです。
この手数料は表記されている数値を日割りしたモノがファンド(商品)内から毎日引かれます。
- (例)経費率0.1%の商品を100万円分保有している場合
- 単純計算するなら
100万円×0.1%÷365日=2.7397円 となり毎日3円の手数料が商品内から徴収されます。(年間約1,000円)
※ただし実際は毎日株価が変動するため徴収金額も日々変動します。
毎日3円。このように米国ETFは「経費率」が嘘みたいに安い商品がたくさんあります。
おすすめの米国ETFは「VYM」「HDV」「SPYD」
初心者が高配当株投資を始めるときにおすすめするファンド(投資商品)は
- VYM
- HDV
- SPYD
の3つです。
ティッカー | VYM | HDV | SPYD |
---|---|---|---|
ファンド名 | バンガード 米国高配当株式ETF | iシェアーズ コア高配当株ETF | SPDRポートフォリオS&P500 高配当株ETF |
運用会社 | バンガード | ブラックロック | ステートストリート |
設定日(作られた日) | 2006年11月16日 | 2011年3月31日 | 2015年10月22日 |
経費率(年間運用手数料) | 0.06% | 0.08% | 0.07% |
過去平均の配当利回り | 3.1%程度 | 3.4%程度 | 4.1%程度 |
分配月(年間回数) | 3.6.9.12月(年4回) | 3.6.9.12月(年4回) | 3.6.9.12月(年4回) |
組入れ銘柄数 | 約400銘柄 | 約75銘柄 | 約80銘柄 |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
おすすめする理由は次の通り
- 超低コストで運用可能(いずれも経費率は0.1%以下)
- 優良企業へ簡単に分散投資できる
- 運用は運用会社が自動で行ってくれる
いずれも低コスト商品の揃う米国ETFの中でもトップクラスの格安経費率を誇り、100万円分運用しても運用会社に徴収される年間手数料は数百円。
「無駄な手数料はできるだけ払わない」という投資の鉄則をしっかり抑えている商品と言えます。
また、いずれも数十~数百銘柄に投資している商品で、その中身についても運用会社が「銘柄選びや組入れ比率調整」を自動で行ってくれるため、全く手間がかかりません。
個別株を自分で調べて1社ずつ選んでいくより遥かに楽に投資できます。
ちなみに手数料が安い理由は、いずれも世界トップレベルの規模を誇る運用会社がこれらのファンドを作って運用しているからです。
- バンガード
(VYMの運用会社) - ブラックロック
(HDVの運用会社) - ステートストリート
(SPYDの運用会社)
この3社の名前は覚えておきましょう。資産運用会社の世界トップ3です。
運用会社は規模が大きくなればなるほど資金が集まるため、手数料率を引き下げることができます。
つまりこれらの会社が運用する商品は、比較的手数料が安い優良な商品が多いということです。
VYM(配当利回りは低いが高い成長性と増配率を誇る)
VYMは米国企業のうち平均以上の配当を出してくれる400社以上の銘柄で構成されています。
組入れ比率上位企業には
- エクソンモービル(エネルギー)
- ジョンソン&ジョンソン(ヘルスケア)
- JPモルガン・チェース(金融)
- P&G(生活必需品)
- シェブロン(エネルギー)
- ホーム・デポ(一般消費財)
- メルク(ヘルスケア)
- アッヴィ(ヘルスケア)
- ペプシコ(生活必需品)
- コカ・コーラ(生活必需品)
など有名な企業がズラリとならぶため、VYMを買うだけでこれらの有名企業の株主になれる訳です。
VYMは「金融」「ヘルスケア」「生活必需品」といった業種を中心に幅広く投資しているファンドです。
VYMの過去平均配当利回りは3.1%(仮に100万円投資すれば年間配当金は3.1万円貰える水準)と「HDV」や「SPYD」と比べると低い傾向にあります。
しかしVYMの強みは高い成長性と増配率にあります。
このあたりは後述いたします。
HDV(景気に左右されにくく安定した配当が期待できる)
HDVは財務健全な米国企業のうち、持続的に平均以上の配当を支払えると認められた企業の配当利回りが高い企業約75社を投資対象としているファンドです。
組入れ比率上位企業には
- エクソンモービル(エネルギー)
- ジョンソン&ジョンソン(ヘルスケア)
- ベライゾン・コミュニケーションズ(通信)
- シェブロン(エネルギー)
- アッヴィ(ヘルスケア)
- ブロードコム(情報技術)
- ファイザー(ヘルスケア)
- コカ・コーラ(生活必需品)
- シスコシステムズ(情報技術)
- IBM(情報技術)
など有名な企業がズラリとならぶため、HDVを買うだけでこれらの有名企業の株主になれる訳です。
HDVは景気に左右されにくい業種(ヘルスケアや生活必需品など)を中心に構成されています。
HDVの過去平均配当利回りは3.4%(仮に100万円投資すれば年間配当金は3.4万円貰える水準)で3つの中では配当利回りは中間的水準です。
ディフェンシブ銘柄(景気に左右されにくい企業)を中心としたファンドのため安定した配当が期待できます。
SPYD(安定感は低いが高い配当利回りが期待できる)
SPYDはS&P500採用銘柄のうち配当利回りの高い順に選定した80銘柄で構成されています。
- S&P500とは?
- 米国を代表する企業約500社を対象とした株価指数のこと。
継続的に利益を上げている財務健全な大型企業しか組み入れられないため、米国のオールスター企業集団とも言われています。
組入れ比率上位企業には
- ダーデン・レストランツ(一般消費財)
- サザン(公益)
- インターパブリック・グループ(サービス)
- ピナクル・ウェスト・キャピタル(公益)
- アバロンベイ・コミュニティズ(不動産)
- アイアンマウンテン(情報通信)
- エセックス・プロパティ・トラスト(不動産)
- アルトリア・グループ(生活必需品)
- キンバリー・クラーク(生活必需品)
などがありますが、こちらは聞きなれない銘柄も見受けられます。
とは言えこれらは全てS&P500採用企業のため優良企業であることには違いはありません。
SPYDの過去平均配当利回りは4.1%(仮に100万円投資すれば年間配当金は4.1万円貰える水準)と「HDV」や「VYM」と比べると高い傾向にあります。
SPYDの強みは買った年から高い配当が貰える点にあります。
ただしSPYDは少々癖のある商品で「金融」「不動産」といった景気に左右される業種の銘柄が主力のため景気が悪くなる局面においては弱さが目立ちます。
どれも優良ファンドだが初心者にはVYMがおすすめ
全て経費率が安く、低コストで運用できる優良な投資商品です。
どれを選んでも間違いではないと思いますが、仮に1つしか選べないなら「VYM」をおすすめします。
理由としては以下のとおり
- 約400銘柄と多くの銘柄に分散できる
- 3つの中で最も安定感があった株価
- 主力銘柄は連続増配株で増配力が高い
要は分散が一番効いていて、株価も配当も安定して成長傾向ということです。
VYM,HDV,SPYDの株価推移比較
VYMの株価は設定日(2006年)の50.54$から2022年7月現在で101.95$と約2倍に成長しています。
年平均利回りに換算すると4.5%と配当をもらいつつも堅実に成長を遂げています。
またコロナショックなど株価を大きく下げる場面においても下落率は「32.4%」とHDVの「32.6%」やSPYDの「43.4%」より下げ幅は小さく安定していました。
株価の安定した成長も見込める商品ということです。
VYM,HDV,SPYDの配当推移比較
年 | VYM 分配金(増配率) | HDV 分配金(増配率) | SPYD 分配金(増配率) |
2023 | $3.48 (7.0%) | $3.89 (4.8%) | $1.83 (-7.9%) |
2022 | $3.25 (4.8%) | $3.72 (6.3%) | $1.98 (27.7%) |
2021 | $3.10 (6.4%) | $3.50 (-1.7%) | $1.55 (-5.1%) |
2020 | $2.91 (2.5%) | $3.57 (11.2%) | $1.63 (-6.5%) |
2019 | $2.84 (7.2%) | $3.21 (3.7%) | $1.75 (7.8%) |
2018 | $2.65 (10.4%) | $3.10 (5.0%) | $1.62 (13.9%) |
2017 | $2.40 (8.6%) | $2.95 (9.2%) | $1.42 (-6.1%) |
2016 | $2.21 (2.8%) | $2.70 (-6.2%) | $1.51 |
2015 | $2.15 (12.6%) | $2.88 (17.5%) | $0.33 |
2014 | $1.91 (9.1%) | $2.45 (9.9%) | |
2013 | $1.75 (10.1%) | $2.23 (6.5%) | |
2012 | $1.59 (19.5%) | $2.09 (-) | |
10年平均増配率 | 7.2% | 5.8% | 2.8% |
直近10年で見た場合、VYMは減配した年はなく、安定して増配傾向です。
平均増配率も7.2%と3つの中で最も高い水準にあります。
これはVYMの主力銘柄が連続増配銘柄であることが大きく関係しています。
- 連続増配銘柄とは?
- 何年も連続で増配している企業のこと。
米国企業は日本企業と違い、何十年も連続で増配し続けている企業がたくさんあります。
ちなみに増配率7.5%で今後も推移するなら10年後に配当は約2倍になります。
ただし購入時の配当利回りは「HDV」や「SPYD」に及ばないため、比較的早い段階から高配当を得たいのであれば「HDV」「SPYD」を選択することをおすすめします。
「VYM」は安定感があって長期でじっくり育てるファンドとしてはぴったりの商品です。腰を据えた長期での資産形成を考えている方であれば、これ一本を積み立てていくだけでも立派な投資になるでしょう。
まとめ (迷うなら少額から全て購入してみよう)
米国株投資初心者におすすめする高配当株ETFは以下のとおり
- VYM
- HDV
- SPYD
おすすめする理由は
- 低コストで運用可能
- 分散投資が容易にできる
- 運用に手間がかからない
と買ってしまえば手間がかからず低コストで運用が可能な点です。
各ファンドの特徴は次のとおり
- VYM
- 過去平均配当利回りは3.1%
経費率 0.06%
3つの中で配当利回りは最も低い傾向だが、高い増配率と株価の成長性を誇る。
暴落時にも3つの中で一番安定感があった実績から長期投資に最もおすすめするファンド。 - HDV
- 過去平均配当利回りは3.4%
経費率 0.08%
3つの中で配当利回り・株価の成長性・増配率全て中間的な立ち位置。
景気に左右されにくい銘柄(ヘルスケアや生活必需品企業)で構成されていて配当に安定感があるファンド。
マネックス証券で買うのがお得 - SPYD
- 過去平均配当利回りは4.1%
経費率 0.07%
S&P500銘柄から選定されているファンドで3つの中で最も配当利回りが高い商品。
ただし景気敏感業種(不動産・金融など)が主力のため、配当・株価は3つの中で最も安定感が低かった傾向。
楽天証券またはSBI証券で買うのがお得
どれを買っていいのか悩むのであれば全てを少額から購入してみるのが良いと思います。
実際に保有してみることでどれが自分に合っているかもわかりますし、それぞれ主力銘柄は業種が違うため3つとも持つことで業種分散にも繋がります。
ただし間違っても投資初期から「有り金すべてをつぎ込む」なんてマネはしないようにしてください。
投資に正解はありません。自分の心地よい水準や手法を見つけることが投資を成功に結び付ける秘訣だと考えます。
これらの銘柄を複数組み合わせて検証したい場合は「バックテスト」をされることをおすすめします↓↓
米国高配当株投資におすすめする証券口座は以下の3つ
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
いずれも業界最低水準のコストで米国株が取引きできる優良証券です。
ちなみにSBI証券と楽天証券では「SPYD」の買付手数料が無料です↑↑
またマネックス証券でも2022年9月より「SPYD」「HDV」の買付手数料(税抜分)がキャッシュバックされます。
コストをおさえるのは投資において重要事項です。これらの証券口座をぜひ有効活用しましょう。
手数料の安さ業界№1で優良商品も豊富
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